Prominertは、「あらゆるHPLCで最高分離」をコンセプトに弊社がこれまで培ってきた技術を結集し、開発したカラムです。UHPLCだけではなく、汎用HPLC上でも最高の分離性能を発揮するとともに、高い耐久性能によって分析信頼性を高める事が可能となっています。
Tandem TMS end-capping
従来のエンドキャッピングはTrimethlchlorosilaneを使用し、シラノール基を埋めるものでした。
クロマニックテクノロジーズではこれまで培ってきた技術力により、飛躍的に改良アップデートし、タンデム化する事に成功。より強力に不活性化を行う事が可能となり、ハイブリッド型シリカと同等のアルカリ耐久性を実現しました。
ハイブリッド型C18カラムとの高pH耐久性比較
カラムの基本情報
Prominert C18
安定・堅牢なファーストカラム
Prominert Biphenyl
分離を拡げるセカンドカラム
Prominert 充填剤仕様
官能基 | C18 | Biphenyl |
---|---|---|
粒子径 | 3.5μm | |
細孔径 | 9nm | |
比表面積 | 140 m2/g | |
炭素含有量 | 7% | 4% |
不活性化 | Tandem TMS | |
使用最高圧 | 60MPa | |
pH範囲 | 1-12 | 1-10 |
従来のハイブリット型シリカとの比較
比較条件
水素結合性* | 疎水選択性 | 立体選択性 | |
分離係数α |
Caffeine /phenol |
Amylbenzene /Butylbenzene |
Triphenylene /o-Terphenyl |
Prominert C18 |
0.38 | 1.58 | 1.47 |
Prominert Biphenyl |
1.81 | 1.46 | 1.23 |
*「水素結合性」は本来シラノールに由来する分離特性です。当カラムは残存シラノールを大幅抑制しており、実質、「π電子性」を意味します。
ユニークなπ相互作用の特徴と、保持・分離への影響
比較条件
サルファ剤の分離