長鎖アルキル基カラム
SunShell C30の概要
C30固定相は構造異性体を分離に使用される事が多く、C30の結合密度が高いほど分離係数は高くなりますが、結合密度が高すぎるとカラム段数は低くなり、 しかもテーリングするようになり、分離度は低下してしまいます。
SunShell C30は最適な細孔径・結合密度で作られているためテーリングがなく、コアシェル粒子による高い段数により、これまで難しかった成分の分離も可能になります。
SunShell C30 の基本特性 | |
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粒子径 | 2.6 µm |
細孔径 | 12 nm |
比表面積 | 95 m2/g |
結合層 | C30 |
炭素含有量 | 7% |
USP L 番号 | L62 |
エンドキャッピング | TMS endcapping |
使用最高圧 | 60 MPa |
使用pH範囲 | 1.5 - 9 |
ビタミンK1異性体(cis・trans)の分離比較
ビタミンK1の異性体の分離はカラム温度が低いほど分離度が高くなりました。
他社のコアシェルC30カラムと比較した結果、SunShell C30は保持時間が長いだけではなく分離係数(α)が大きく、15℃での分離度(Rs)は約2倍になりました。
ビタミンE異性体(トコフェロール)の分離例