高耐久カラム
更なる表面処理の進化
従来のSunniestエンドキャッピングに加え、新規開発のシリル化剤とTMSによる最終エンドキャッピングにより、シリカゲル粒子でありながら驚きの耐アルカリ性を実現しました。
C18固定相の使用可能な移動相pH範囲は2から12までで、ハイブリットシリカと同等な耐久性を実現しております。 また、残存シラノール基の影響を受けず他社ハイブリットC18に比べて、酸性・塩基性・金属配位性化合物の良好なピーク形状を示します。
SunArmorの物性値 | |
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粒子径 | 3 µm, 5 µm |
細孔径 | 12 nm |
比表面積 | 340 m2/g |
結合相 | C18 |
USP L 番号 | L1 |
炭素含有量 | 17% |
使用pH範囲 | 2 - 12 |
アルカリ性移動相通液条件
理論段数測定条件
極限までエンドキャッピングを施すことで、SunArmorは高い耐アルカリ性を獲得しました。他社ハイブリッドシリカと比べて同等以上の耐久性を持ち、幅広い分析条件をお試しいただけます。
中性性移動相通液条件
理論段数測定条件
カラム温度を高温にする事で、粘度の高い移動相での分析時間の短縮や、高分子等の拡散が遅い物質の場合は分離を改善する事ができます。SunArmorの高い耐久性は高温の分析条件においても健在です。
SunArmorC18 | |
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水素結合性
(カフェイン/フェノール) |
0.40 |
疎水性
(アミルベンゼン/ブチルベンゼン) |
1.54 |
立体選択性
(トリフェニレン/o-ターフェニル) |
1.35 |
残存シラノール基の評価に良く使用されているアミトリプチリンで評価を行いました。また、この化合物は移動相がアセトニトリルの場合、より顕著に残存シラノール基の影響が現れます。
SunArmor C18はSunniestシリーズと同様に、残存シラノール基の影響を極限まで排除しており、テーリングのしやすい化合物・条件でもシャープなピーク形状を保ちます。
官能基としてジメチルアミノ基などを持つシリル化試薬を用いると、副生成物としてのアミンが充填剤に残ります。 このアミンはギ酸を強く吸着し、テーリングの原因になります。 A社やB 社のようにギ酸がテーリングする場合は、アミンが充填剤に残存してる可能性が考えられます。
SunArmor C18は新開発のシリル化剤や優れた合成技術により、使用開始時の様々なストレスやトラブルを解消します。
※本サイトに記載の比較データの結果はすべてのアプリケーションの代表例ではありません。
※Sunniest C18はクロマニックテクノロジーズ社製全多孔性シリカ系C18カラムです。