SunShell HILIC Diolの概要
SunShell HILIC Diolは安定性重視型のコアシェルHILICカラムです。
活性が小さいため、低い塩濃度(10 mM等)で早期平衡化が可能です。LC/MS分析に最適です。
同様の中性固定相タイプの官能基であるSunShell HILIC Amideとも異なる選択性を示します。
SunShell C8 の基本特性 | |
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粒子径 | 2.6 µm |
細孔径 | 9 nm |
比表面積 | 150 m2/g |
結合層 | Diol |
炭素含有量 | 1.5% |
USP L 番号 | L20 |
エンドキャッピング | なし |
使用最高圧 | 60 MPa |
使用pH範囲 | 2 - 8 |
逆相の基本固定相がC18と知られている一方、HILICにおいては基本と呼べる結合相は存在しません。
シリカ、ジオール、アミド、アミノ、イミダゾール、両性イオン他、様々な結合相が市販されています。
例えばSunShell HILIC Amideは良好な保持を得るために開発した独自のアミド固定相ですが、強固な活性をコントロールするために比較的高濃度の塩(40 mM以上)を必要とします。
SunShell HILIC Diolはそれと真逆で低い塩濃度であっても保持再現よく安定な分析を担保することを念頭に開発しました。コアシェルの利点も相まって、迅速分析にも応用できます。