SunShell Bio(サンシェル バイオ)は、低分子向けSunShell(2011年上市)の不活性化法をベースに高分子向けの基材改良を行い、更なる高耐久化・低吸着化を実現した、バイオ特化型逆相HPLCカラムです。
特別な細孔設計を行ったSunShell Bioシリーズは、低分子用カラムと異質な特徴を有します。コアシェルの高効率性と抑制した疎水性を備えたSunShell Bio C4は、タンパク質・モノクローナル抗体のような巨大分子の分離・溶出に最適です。又、SunShell Bio C18は、更なる耐久性と高温耐性を有した新開発の相当カラムで、中分子(ペプチド・オリゴ核酸)の分離に適合します。
唯一無二の耐久性・高効率性を有するコアシェルカラムSunShell Bioシリーズは、粒子径2.6 μm、細孔径100nm(1000Å)のエクストラワイドポア・コアシェル粒子と、特別な不活性化法にて製造されています。
タンパク質分離において従来300Åの細孔径カラムがよく用いられてきました。低分子向け(100Å前後)と比べたら遥かに大きいですが、高次構造を取る巨大分子の場合はその細孔設計が最適と限りません。以下は、細胞培養によって得られたモノクローナル抗体を、SunShell Bio C4(1000Å)と他社ワイドポアカラム(300Å)各種を用いて分離溶出の違いを比較した事例です。
図:モノクローナル抗体の分離(SunShell Bio C4と従来ワイドポアカラムとの対比)
上図の結果に示す通り、SunShell Bio C4は300Åのカラムと比較し高分離な結果を返します。又、不活性化処理によって高温(80℃)での耐久性も備えています。
※SunShell Bioは、SunShellペプチド・タンパク質用分離カラムの一部(C4-100)をリネームした他、新たな固定相ラインナップ(SunShell Bio C18)を加えて再製品化したものになります。以下の従来ページもご参照下さい。
■その他アプリケーション
No.1192 塩基性ポリペプチドの分離 [PDF]:SunShell C18, SunShell Bio C4, SunShell Bio C18の対比
最新のアプリケーションは以下よりご確認下さい。
アプリケーション
SunShell Bio |
粒子径 |
コア径 |
細孔径 |
比表面積 |
結合相 |
エンドキャッピング |
使用最高圧 |
使用pH範囲 |
SunShell Bio C4 |
2.6 | 1.6 | 100 | 22 | C4 |
Sunniest end-capping |
60 | 1.5 – 8 |
SunShell Bio C18 |
2.6 | 1.6 | 100 | 22 | C18 |
Tandem TMS end-capping |
60 | 1.5 – 11 |